Leqtique 「Maestro Antique Revised」について
以前、ここで書いたLeqtique 「Maestro Antique Revised」についての記事が製作者のShun Nokinaさんの日記に紹介されました。
プレイヤーとしての感覚が製作者の意図と一致していることが素直に嬉しいですね。
以下コピペ
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ギタリストRoddyさんによる、レビューなのですが、MARを発売以来個人的に、またはオープンにいくつかのレビューを見聞きさせていただきましたが、
このレビューは僕の狙っているところがあまりにもどんぴしゃで、(事後報告になってしまいましたが、Roddyさんありがとうございます!)ここに紹介させていただきます。
個人的には、今年からの方針として新機種についてあーだこーだと(それでもいろいろ書いている気がしますがww)言うのをやめようと思ったので、あまり何も書いてきていないのですが、そのエッセンスのほとんどがここで代弁されてしまっています。
>>特に、”Gain、Tone、Volのノブの可変幅はかなり個性的です。
>>手前でググっと増幅され美味しいところで微調整できるようになっています。
>>ビギナーには癖があってきっと使いづらいでしょうね。
>>しかしながらODをエッセンス的に使用する人にはかゆい所に手が届く代物だと思います。
>>Gainが低めなところがまた僕の好みです。"
これはまさにどんぴしゃでして、
当初から書かせていただいているとおり、回路的な変更は、TS-9からなし、そして内容はTS-10のサウンドよりインスピレーションを受けたもの。
としてきましたが、ここにて、実際的な詳細とこのレビューを照らし合わせて見ます。
まず、コンポーネンツ、という点に関しては全て独自選択で、PRP,AB,OS-Con,Wima.... と言うまでも無くIbanez社のおよそ使用するものとはかかわりのないモダンブティックのトップエリート。ともいうべき連中を経験的な配置により完成させています。
また、回路の変更はない!
といっていましたが、実際にはいくつかのマイナーな変更を含みます。
それは、サウンドに影響を与えないもの。(与えない範囲で定数をそろえることでパーツの仕入れ量を増やし原料コストを下げるアイデアetc...)
と、あとは電源ラインのフィルター部の強化、
そして。
3つのIC,Tr素子の変更です。
これがまさにTS-10インスピレーションという部分なのですが。
といってももちろん単純に艶あり4558を採用するわけではなく、僕の知識上ではおそらくエフェクター史上で使用されたことのないOpampが採用されてます。
キャラクターとしては非常に強く粘るミドルレンジと、良好な透明度。 という記載が一番イメージに近いでしょう。
と同時に変更したTrは、Maestro Antiqueにも採用したものであり、このTrのhfeのグレード由来によりゲインが下がった。
と感じられるものであります(先述のとおり両段の増幅度に変更はありません)。
結果的に前に一言でまとめているように、“繊細”なタイプのTSサウンド。と片つけるのが僕としては一番わかりやすいと思います。
P.S あとは盲点ですが、意外と大きいのが"True-bypassed"なところです。 高価なモディファイ品などでしか、ストレートなTS系においてTrue Bypassのオプションがあるものは、また、特に1万円台の安定したブティックタイプの生産品においてはなかったからです。
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確かにこの価格帯でこれほどのものが出てくるとは思いませんでしたね。
本当に元が取れているのか。。。!?
とにかく素晴らしい音ですよ。
Tube Screamerタイプが好きな方試してみる価値ありますよ☆
最近は取扱店も増えてきているようですし、今後の製品にも期待大ですね!
しばらくこのOver Drive、いじりたおしてみようと思います!
by roddys | 2010-10-09 23:02 | Column