Mad Professor 「Little Green Wonder」
今日はリハでした。
軽量のエフェクトボードがサプライの修理につき入院中なので、歪みは最近入手したこちらを使用しました。
Mad Professor 「Little Green Wonder」
フィンランドから進出してきたブティックエフェクトメーカーMad Professorの代表的なOver Driveの一つですね。
昔は誰も知らないマニアックなメーカーでしたが、最近ではあちこちの楽器屋さんでも見かけるようになりました。
このLittle Green Wonderは、Tube Screamer系(以下、TS系)のOver Driveと言われていますが、音像はまるで違いますね。
TS系特有のコンプレッション感が殆どなく、幅広いジャンルまで対応できるGainを持っています。
音も太く、艶があり芯のあるサウンドを作り出します。
コントロールノブはVolume、Drive、Bodyの3つ。
他のペダルでは見かけないこのBodyというコントロールはどんな役目かと言うと、基本となるmiddleの帯域に上下帯域をプラスしてくれます。
他のTS系ペダルにあるToneはフィルターなので帯域を削って音域をコントロールしていますので全く逆なんですね。
初めて使う人は独特なので戸惑うと思いますが、慣れるとこれが非常に使いやすい。
また、ピッキングやボリュームへの追従性も大変秀逸で、クリーントーンからドライブサウンドまで手元のピッキングの強弱で自由にコントロールできます。
非常に優秀なペダルだと思います。
TS系のコンプレッション感が好きな方には扱い辛いだろうと思いますが、この圧倒的に太く腰のあるトーンは本当に魅力的です。
最近では廉価版も発売されましたので、気になる方はチェックしてみてくださいね☆
by roddys | 2010-12-15 22:35 | Column